今から一年以上前、奥日光の森のなかで鹿のようなかたちをした、美しい一本の枝木と出会いました。
それから数ヶ月のうちに、世界の見え方が大きく変容するような数々の作品(それらはほとんどが手仕事のものでした)
と出会い、そのなかに追求したい感覚が、おぼろげながら存在しているように感じました。
星や霧のような、見えないもののおもかげを予感させる存在になぜか強く惹かれます。
それらの曖昧さをじっと見つめた時に抱く去来感のようなものを、おもに絵を描くことをとおして追いかけてきました。
まだまだ発展途上ではありますが、ご覧いただけると幸いです。